季節の立上り、テーマカラー

 セール期が終われば、新しい季節の立ち上がりです。1月下旬から2月初旬では、セールを後ろに移し、新作を訴求します。

 紹介期で新作の要素が前にでた品揃えになることが多いです。どこも新しい季節を商品で伝えようとします。

 そうした時、ブランドが異なっても各社が訴求するカラーテーマが一緒の時があります。そんな時は色が一緒でもブランドごとにそれれぞれの主張があって、そのブランドらしさが伝わるものです。

 実際の新作の主力は2月中旬からの納期設定でしょうか。それでも季節ごとの立上りは新鮮です。そのシーズンを伝えようとしますから。

 商品の価格帯やテイストとは別に、上手にVPができていると、感心します。店内VPで鮮度を示そうとするところももちろんです。

 商業施設では、集合のVPゾーンでカラーテーマでくくって今年らしさを伝えようとします。

 商業施設を歩いていて、館全体の訴求とショップ毎の訴求に統一感があると、立上り商材の伝わりの強さを感じます。

 各社がそれぞれVPの指定をするでしょうから、どのショップを見てもばらばらでも良いのかもしれませんが、商業施設の回遊導線上で取組んでいるテーマカラーが統一していると全体としての見え掛かりが良いですよね。

 最近は、訴求の足並みがそろっているとこころは少ないので、運営者が気を付けてるところの訴求の強さはより印象に残ります。

 お客様の再来店について、言い聞かされた事があります。SSならSS、AWならAWで立上りに購入したところにその季節に再度、そのお客様は来店するものだというのが内容です。あくまで経験上でしかありませんが・・・

 立ち上がりに興味を持ってもらえたり、印象に残ったりするとそうした効果を得やすくなると思っています。足も止まらず、印象にも残らずではきっかけが無さすぎますよね。

 本社指示でVP作るのかもしれませんが、その商材での実績以上に立上りの売場の整理整頓、訴求の楽しさを演出できるよう取組めると良いのではと思います。

集合VP
店内VP
店内VP

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