店頭でできること

 今、多くの商業施設には空き区画が沢山あります。感染症の影響もあって、退店が次きます。大手アパレルでも廃業やブランドクローズ、事業縮小などがあり、店頭環境は大きく変化しています。

 全国的に店舗が減り、1店舗あたりの希少性が増すなら残った店舗は安泰のはず。ただ、実際は残った店舗も中々厳しい商売を強いられています。

 残った店舗はお客様のために何をしたら良いのでしょう?

 来店客も少なくなり、回復に時間がかかると予測されています。そんな時にどんな気持ちでお客様は来店するのか?これはショップ毎で回答が異なるかも知れません。

 たとえ以前より減っても、ご来店はある。そのお客様はだただた必要なものを求めて来店していて、物さえ手に入ればそれでいいのでしょうか?こんな時に、ご要望の物さえないというのは致命傷ですが・・・。ただ、今が以前と同じではないと思うのは皆同じかと思います。

 同じでないなら、何をどう変えて今の心理に合わせてみましょうか?お客様はこうした時にどんな気持ちなら「来店して良かった、また来よう」と思うでしょう?

 少なくとも外出を躊躇する状況で外出しているのですから、お客様が楽しくなるようしたらいいのではと思います。

 見て楽しい、聞いて楽しい、手に入れて楽しい。色々な楽しさがあると思います。店頭で表現できる楽しさって何でしょう。皆さんが提供できる楽しさは何ですか?

 素通り客なら、VP、コーディネートの楽しさかも知れません。店内まで入ってくれるなら、商品そのものの楽しさや、その商品のストーリーかもしれません。

 接客までできるなら商品を間にはさんだセールストークと接客トーク・需要の聞きだしの際の何気ない会話かもしれません。

 日常が暗い気持ちになっているなら、明るい色合いのものが好まれるでしょう。少しでも気分が上がる物。決して流されずに、100点でなくてもいいと思います。アクションが必要。

 

 去年のクリスマスはあまり盛り上がりませんでした。人が集まらないのですから、シーンもなく家族でこじんまりというのが一般でしょうか?

 それでも、クリスマスらしくするというのは大事。季節を感じる切り口はしっかり表現すべきです。

 以下は、11月下旬の近隣の商業施設、全く別の2つのショップ。下段がクリスマスカラーの着せ付け(赤とグリーン)。更に下段はは全く同じ時期の、通常の着せ付け。

 雰囲気作りくらいしたら?と思います。今、何もしないという回答は無いですよね。

青く見えるのは実際にはグリーン

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