【寝坊の対策】
オープン遅延はやってはいけない事です。
皆さんは、目覚まし時計を持っていますか?そして、何個持っていますか?
オープン遅延があったときに、館の担当としてはヒアリングします。その時に「起きられなかった」とか「目覚ましが鳴らなかった」とか、そんな言い訳を聞く事がります。確認したいのは、一つ。
「本当に目覚ましを使っていますか?」
です。多くのスタッフさんは、スマートフォンを目覚まし代わりにしている方が多いです。あんな優しい音でなく、しっかり起こす音の目覚ましの方が起きられます。
「はい、目覚まし使っています」という回答ももらったことはありますが、音を消して再度二度寝をするからオープ遅延している訳で、そんな時は、
「目覚ましは何個使っていますか?」
と聞き直します。もらえる回答は、だいたい「1個」です。
実は私は、目覚まし時計を3個使っています。寝起きの良い私でも3個使うのは、どうあっても、何がなんでも遅延したくないから。
私の場合は、最初の1個目で目覚めて残りの2個をOFFします。オープン遅延を起きられなかったという方には、個数という、こんな単純な対策をするだけで、効果的に改善していきます。
スタッフのいないショップに来店したお客様はだれにアドバイスをもらうのか、同僚や社に迷惑かけたく無いなど、自然と思い起こる心情を大事にして欲しいです。
労務は働く上で、基本中の基本の項目です。決められた時間に出勤できないのは、基本ができていないのと同じ。
つまりは、働く以前の問題。商業施設運営側にいると、オープン遅延は稀でもあります。
その時にはスタッフが到着迄、館のスタッフがショップを守ります。私も遅刻のスタッフを待ちながら店頭を守ったことも幾度もあります。
ひどい例です。1カ月で、2度3度以上にオープン遅延し、遅延翌日も連続で早番シフトが遅刻。その日の遅番待って、スタッフに連絡したら、所属の全員が当日遅番は誰か知らないと言う(電話で)。
なぜか遅番で誰も来ない日となっていました(シフト表がそうなっていました。結果、店長には来てもらい営業しましたが・・・)。私は、そのショップをその1カ月間のスタッフ管理を理由に取引休止しました。
そんな大事な事柄です。配下スタッフの体調面や心理面も含め、基本の遵守ができるようショップを運営する店長の努力は大変なものと思います。
館では事件・事故があれば、改善方法を確認します。ショップ毎に事情が違いますから。反省文の提出とか、反省文が数枚溜まるとペナルティとか、1回あたり数千円の罰金とか実施するところもあるようです。
しかし、販売現場の出来事で、お金・罰則金で終了というのは無いです、協業ですから商売は。
一緒に悩み考えるのが、販売現場に寄り添う商業施設スタッフの本来の姿と思います。