【陳列 連動 VMD 展開 入店促進】

↑ ↑ ↑ コートに興味を抱いたお客様は直ぐ後ろの陳列から

ショップの陳列・展開を再度確認しましょう 基本ですが、やり慣れなとい、実施できないレイアウトの話です。

手に取り商品を吟味できます。基本に忠実な陳列連動です。

 VPで大事なことで、あまり教科書的な説明の多い研修では言わないことを伝えたいと思います。 

 腕付きの人体とか、ハンガーでフェイスアウトする時とかによく見かけますが、本来人の動きや着こなしで絶対にそうならないという姿でレイアウトするのはNGです。腕付き人体は、指先を見ると分かります。

 指の方向があらん方角や、ガタガタしていて、人ならそんな姿にならないという指先になっている人体をよく見かけます。人体ボディと言えど、人が本来ならない姿にしないのが基本です。

 お客様が見た時におかしいと思うと思いませんか?そのおかしい姿で人体を目立つところに設置するのは良くないという話。

 指は一度まっすぐにして、手のひらで包む様に曲げて下さい。人の動きらしくなります。

↑ ↑ ↑ 人の指はこんなガタガタしたり、指一本だけ あらぬ方向は向きません。

 また、ハンガーを使ったフェイスアウトは、トップスのハンガーにボトムのハンガーを下げてフェイスアウトすると思います。ここでは、人の上半身と下半身のバランスを見て欲しいのです。

 急場しのぎの様なフェイスアウトは、上下のバランスが本当に悪く、服そのものが綺麗に見えません。

 ラック端にファイスアウトを作るのは、その商品をお客様に見て欲しいから。その見て欲しい商材を最も格好悪く飾るのは、本来の趣旨に反しています。

↑ ↑ 上下のバランスが悪い、人が着た時にこの様な姿には なりません。

 かつての例です。壁面に一点がけでフックがある壁面を持つショップがあり、その一点がけはハンギングでのフェイスアウト用のものだったのですがバックをかけていたショップも見た事があります。

 バックが壁面で浮いて見えていました。事情を聞くと、あと一個なので見せて売ろうと思ったというのが回答でした。

 ただ、フェイスアウト用の一点がけを雑貨に使うなんて、本来の使い方をしないと、兎に角、格好悪く見えて、入店促進に繋がりません。

 入店を促進するのが、ショップのレイアウトでもありますから、ここはしっかり基本に忠実に実施して欲しいものです。

 些細な事に目くじらを立てているのではありません。大事な事なので守って欲しいのです。

 ショップには、本来入店促進するための様々なツールがあると思います。その使用方法を間違って使うと、外から見てアンバランスで格好悪い姿に見えます。

 そんなショップに率先して入店しようとするお客様が多数かと思いますか?思いませんよね。

 なので、入店客数を増やし、接客回数、接客の母数を増やす事で、売上を上げていくという事に関して連動するどころか、マイナスを実施してしまっていると言えます。

 同時に、陳列連動のレイアウトを意識して欲しいのです。VPやPPに連動したIPというのは基本中の基本です。買いやすさの為にIPの考え方があります、「見やすく買いやす」いを意識してください。

 VPやIPまたはフェイスアウトとの陳列連動は大事な事柄です。お客様に見てほしくて、また打ち出し商材なので区画内に飾ります。

 その訴求物の効果があって、お客様が商材に注目します。その時に陳列として直ぐに商材を手にできる事が大事です。

 陳列連動は正に、直ぐ手に取れる事を叶えます。連動している様で、色違いを出すショップは多いです。

 色違いの商材が推しなら、VPにはその色を飾るべきです。同じ色で陳列連動します。見やすさ買いやすさの基本です。

↑ ↑ ↑ ボディが着ているニットはハンギングの2番目。 もしオレンジ推しなら、ボディにオレンジを着せ、 ラック先頭はオレンジニットを配置し、 陳列連動するのが基本。

 館のスッタフは入館数と売上向上の相関関係を言い募る傾向があります。しかしながら、入館数が前年割れでも前年を超えるショップはありますし、入館数が前年越えでも前年を大きく割るショップもあります。

 館の入館数が大きく前年を越えても自ショップのターゲット層の入管が増えない限り、ショップにとってはただの客観的な指標にすぎません。

 目の前通行のお客様が自ショップに注意を向け、ショップ内に一歩、歩を進めてくれると新規のお客様の獲得が叶い、売上に貢献します。

 例え話です。100円ショップがフロアに導入され、入館が増え、フロアのお客様回遊数が増えたとして、モデレートやローワーモデレートのプライスラインのショップに、その増加した分のお客様の入店が増えるかと言えば、きっと増えません。

 業界の中でカテゴリキラーと言えるプライスラインの物が入館やフロア回遊数を増やしても、入館しているお客様の買い物への興味軸が異なります。

 そうした場合には、入館数や回遊数はただの指標で、増えたお客様の買い回り誘引も何もあった物ではありません。

 つまり、自ショップの入店数は増えないし、ターゲットでないお客様が回遊して、ショップゾーンは荒れます。

 そう考えると、興味を持って自ショップへの入店を意識して頂けるお客様は大事な存在です。お客様の注目を得たくてフェイス作りやVP、PPを作るのでしょう。

 であるなら基本を守り、お客様の意識がショップに向き、入店を促し、接客回数・母数を増やし、売上向上を図りましょう。

 基本の話ですが、なかなか研修では伝わりづらい事柄です。実際に実施してみてください。効果が出るまで、フェイスの交換をして見て下さい。

 軌道に乗るとその基本の大事さが実感されると思います。

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