【挿し色 フリー客獲得 売上アップ】
挿し色に気をつけて、目を引くお店作りをしましょう!
お店の商品展開で、テーマカラーやサブカラー、アクセントカラーなんて言葉聞いたことありますでしょうか?
本社から指定の色でVP作る様に指示された事も多いのではありませんか。お店作りで色の役割は沢山あります。ここでは、「挿し色」についての話をしてみようと思います。
統一された色でショップの商品展開の訴求力を付けたり、お客様の目を引く様、品揃えの中で、打ち出しカラーを決めることがあります。その際に、メインカラーでなくても、色でショップの演出を強化させることができます。それが「挿し色」です。
色にこだわると、かなり上手にお店作りをしないと、お店全体の雰囲気を壊す事もあるので注意が必要です。
私の経験談です。催事場で出来事でした。棚物の展開で、棚の幅に対して、フェイス数はゴチャゴチャ、色も何の法則性もなく、ただ品出ししているだけの展開を目にしました。もちろん私の担当箇所です。
もちろん、店頭スタッフと営業担当者には、品出し・展開の整理整頓を指示、お願いしました。上の段から下の段までのフェイスの数を一緒にして、整ええるのと、色をごちゃ混ぜにせず、一色でいいので、メインカラーを決めて打ち出しできる様、具体的に要望しました。
そして、作業後の確認をお願いされ、現場を見に行くと、フェイス数のみ整えて、積みの部分は全く触らず、積みの一番上全てに一枚だけオレンジのニットとカットソーが置かれていました。
ニットもカットも畳むと積みの高さはバラバラになります。品番違いのぐちゃぐちゃ展開なので当たり前です。選びやすさも見やすさもあった物ではありませんでした。
ただ一番上をオレンジカラーにしただけで、整理整頓もありません。本当にただオレンジ色の商材をフェイス数分上に乗せただけです。
催事場とは言いながら、あまりに「見やすさ買いやすさ」を無視した展開と、変更すると言いながら、ただグチャグチャの展開に一枚足しただけ(下の積みは元のまま)の対応に立腹して、お客様の選びやすさの大事さを切々と説きながら、その業者をその後、二度と使いませんでした。
既存のショップではそんなことは起きませんが、カラーの使い方を間違うとかえって、お客様の不便、買いづらさを増長してしまいます。
今伝えたい「挿し色」は、ショップに注目してもらい、入店を促進する物でなくてはなりません。コーディネート可能なカラーを選び展開の中にまさに挿していきます。
お客様の視界に入るショップ区画範囲を意識し、棚物でも、ハンギングでも同一カラーで、コーディネートを想起させ、お客様の意識をショップ側に向けられるカラーで演出します。
入店促進の手法です。ショップ区画外からでもカラーであればはっきり認識されます。整った売場はすっきりして良い印象になる物です。売場の展開、カラーの視点からも試してみて下さい。