入店 館の入店客数って?どう理解する?
館(商業施設)の入店客数が落ちても、自分のショップへの入店が増えたら良いんじゃない?!
館の入館客数が増えたとか、前年割ったとか聞きますが、はっきり言って自ショップへの入店数、客数増でないと興味湧かなくないですか?
日常的には、商業施設のスタッフが販促かけて集客する(入店がアップする)からと、品揃え、事前の顧客アプローチ、期間中の守りのシフトなど確認しにショップに来ます。
商業施設にとっては、館の入店増への取組みは主たる業務で、お客様を集めるから、後はショップさん売ってねっていうスタンスのところが多いです。
しかし、ミセスをターゲットにしているショップに若者が多く来店しても用をなさないですし、高額品を扱うショップに回遊客ばかりでも決済率が下がるばかりです。お客様がいないより、賑わいが出るというのが良いという事くらいです。
自分のショップがターゲットにしている客層を集めてくれるかどうか、それこそ大事なこと、関心事ですよね。
実は、普段利用のない商業施設にお客様を集客するのは、どんどん難しくなってきています。普段利用しない商業施設にはよっぽどきっかけがないと行かないというお客様の行動傾向です。広告を見たから、チラシを見たから、SNSで訴求をみたから絶対ここに行こうとは中々ならないという事です。
年に何回かでもその館の利用実績があって、特定のショップに用向きがあって、何らかの訴求に触れてもらえば、入店の可能性が上がります。ただ実際には、毎月前年より入館数を増やし続ける館はありません。どこかで入館の実績は前年を割れます。
同時に、何らかの用事があって来店して、そのあと買いまわるという傾向もどんどん減少しています。買い物への興味が小さくなっているのでしょう。現実には、マーケットが変化してきていると言うしかありません。
館の入店数が前年割れでも、フロアには客数を増やすショップはあるものです。ゾーンで増えることもありますし、そのゾーンにロケーションしながら、客数を減らすショップもあります。
実際に起きることですので、皆さん経験があると思います。フロア担当が「入店悪いからねぇ〜」なんて言っていても入店増やすショップはあるのです。
だから運営力で自ショップへの入店を増やしましょうと提案をしています。「スタッフみんなが楽しそう」「笑顔のあるスタッフが多い」「アイドルタイムでも客数獲得を忘れない」「導線面、お客様の気配には気づく』・・・など工夫すれば客数獲得が叶い、接客数を増やすことができます。
当たり前を当たり前に地道に取り組むとで、館の状態に左右される事なく、自ショップへの入館増、接客数アップ、ご購入までいければリピーター化、顧客化を実現できます。
機会獲得への取り組みで、実績向上しましょう。普段の運営のあり方を変える事で、チャンスの数を増やす取り組みです。