パッキンの片付け

 ショップ区画内にいると、そこから見える風景が正面です。正面があれば裏もあります。ショップ区画の裏と思って、荷物を置くと、そこは別のショップにとっての正面ということもあります。

 「何、当たり前のこと言っているのか!」と思うでしょう。その当たり前を日々日々注意できる事が大事なので、あえて指摘しています。

 着荷の荷物が荷捌きされずに、ずっと置いてあって、それが別のショップから見ると正面だったり、お客様からすると共用の通路であるなんてことは日常的です。歩くと絶対に目に入る所だったりすれば、片付けができないという印象か、ただの汚い空間です。

 小さな事に目くじら立てないで、と思うかもしれません。それでも上段で指摘したとおり、自ショップにとって裏回りだと思うから、常に別のショップの正面にパッキンを放置できるのです。

 そして、その片づかないパッキンを常に正面の風景として見るショップからの景色をそこに来店したお客様がパッキンの置いてある風景として見ます。

 「キープクリーン、キープフレッシュ」でお店を綺麗に!という標語は常に語られること。そのキープクリーンが他のショップにとっては台無しの風景では、自分勝手も良いところです。

 自分さえ良ければとしか思えない運営なら、そうしたブランドはいつかマーケットから退場することになるでしょう。

 理由は簡単です、目の前のお客様は昨日は裏通路歩いているお客さまだという想像力がないと思えるからです。きのうの回遊客が今日の目の前のお客様と思えることが本当のお客様第一かと思います。

 自分たちの本当に大事にしなくてはいけないお客様を大事にできないで発展するはずありません。まぁいいかではなく、荷捌きしてキープクリーンをしましょう。他のショップに迷惑かけるの止めましょう。共用通路に普通にパッキン置くの止めましょう。

 店長が気に掛ければ直ぐに治ります。要はやる気。

 ストックが狭いから無理です・・・と声が聞こえてきます。ならストック借りるなり、逐次の納品にするなりしましょう。

 設計そのものに無理があるなら、プチ改装を上申しましょう。運営に無理がでるような狭いストックを設計したのは他ならぬ自分の会社です。強く改善を望んでください。

 消費意欲が減退しているとか、実店舗よりECが良いとか、世間では言いますが、実店舗がお客様に選ばれ、また来店したいと思ってもらえるよう努力を惜しむというのは考えられません。

 お客様が来店を控えるようなご時世に、お客様の買物環境を綺麗に維持するのは大事なことと思います。

共用通路から
自ショップからは裏導線
ショップ正面のパッキン

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