【トップが変わる時 】

トップが変わる時は体制が変わる時

 組織なので、たとえトップでも異動があります。

 万単位の人間が所属する会社では、関連各会社が沢山あります。そういうところのトップは定期的な人事異動で変わります。

 トップが変わると、会社の体制が変わります。指示の方向もかわりますし、大事にしている価値観も変わります。

 場合によっては、トップと反りの合わない中間層の管理者も異動します。人事権くらい自由に行使できないなら、トップにいる意味は薄れますよね。

 そんな時に、上手に体制変更が行われないと現場は揺れて、混乱します。

 頼りにしていた上司が急にいなくなったり、上ばかり見ているスタッフが昇進したり、来て間もないスタッフが昇職したりして、古くから在籍してる貢献度の高いスタッフが嫌な気持ちを持つ事もあります。

 それを下に立場から上を見て、周りをみていると混乱していると感じます。まぁ適材適所ではない人事がそうした体制変更で実施されているわけですから仕方ないです。

 皆さんも頼りにしていたSVの担当地区が急に変わったり、エリアの区分が細かくなったり、大きくなったりとそんな経験があると思います。

 変更後は慣れるのに大変で、やっと落ち着いたらまた変更なんて、組織がころころ変るのを知っている方も多いと思います。

 見かけた語録の紹介

 レナウンの中興の祖という尾上清氏の語録を見る機会がありました。私もここに掲出してみようと思います。

(語録から)組織と人間

 仕事するのは人間であって、組織ではない。組織をつくれば、人が動き仕事が順調に進むと錯覚している人が多い。

 先に組織をつくって、あとから人間をあてはめるな。実力のない人間で構成された組織がうまく動くはずがない。

 いま持っている人材、持ち駒はどんな力を持っているのかを考えて、あとから組織をつくりなさい。

(語録から)組織と能率

 成績が悪くなると組織を細分化したがるものだが、これは反対だ。

 成績が悪くなったら組織を簡単にしなさい。丁寧にしたつもりの組織が仕事をかえって妨げる。

 同様に成績が悪くなるとブランドを増やしたがるものだが、かえってポイントがぼやけて売上が下がるものだ。

(語録から)部下の識別

 上司のゴキゲンをとろうとアプローチしてくる部下をかわいがってはいけない。

 上司に気にいられようが気に入られまいが無頓着に仕事をしている部下こそ信頼に足る人間である。

 女の手練手管にも注意が必要だが、部下のそれにだまされる上司が意外に多いものだ。

まとめ

 時代が変わっても人が、特にトップの人が陥りやすい事柄への教訓のような語録。私は企業トップの人間ではないですが、気を付けたいなぁと感じる語録だと思います。

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