【よく使う売場演出用語 6つ】

売場で使う専門用語です

 売場演出の用語です。売場内で使用している言葉が何を意味するのか分からないと困ります。その業界の共通言語を覚えて、意味をすぐに分かるようしましょう。基本の6つの紹介です。

ライザー

 低いものを高くしたり、展示したり、商品を起こしたりして見せるための台や器具の総称です。

 靴を高く見せるために、台座にのせますね、、帽子を見せるために、上部が半円形になっているもの、POPや写真を立てるもの、バックの肩掛けのひもをかけて提げるもの、アクリルのボックスやキューブの形状で上に何か載せて利用する台座、立掛けられるブックエンド上のものがこれに当たります。

プロップ

 販売空間で、演出効果を高めるために使用する小道具、道具、家具類などの演出道具の総称

 商品の軽さを強調するために秤(はかり)を置くとか、VPのシーン作りでテーブルや椅子を置くとか、アンティーク小物を置いてクラシックなイメージにするとかなど、シーンを作ったり、コーディネートの意図を強調をさたりする装飾物などの演出道具がプロップです。

マネキン・ボディ

 足が二本ある着せ付けようの人型がマネキンです。足の造形が無く、スタンド状になっている人体胴部の着せ付け人型は、ボディです。分けて考えて区別しましょう。なんでもかんでもマネキンではないですし、ボディでもありません。商業施設から訴求でVPをお願いされ、コーディネートの着せ付けを選定することも多いと思います。その際には、演出の道具はマネキンなのかボディなのかを確認して下さい。足がスタンドでポール状になっている場合、パンツの着せ付けはシルエットが綺麗に出ない場合が多いです。ボディの足部分のポールが左右どちらかに寄るようになっていれば、使用するのがボディでも綺麗にシルエットが出ます。使用する道具には注意して下さい。

パッド

 着せ付けしたあとに、詰め物で形を綺麗に出す時があります。その詰め物をパッドと呼びます。帽子をコーディネートにいれると、その帽子の中に詰め物します。これがパッドです。たまに業界歴の長いスタッフが、あんこ詰めてという言い方をしたりします。VP変更していて、帽子があり、あんこ無い?って言われればパッドのことだとすぐに分かります。ただ、それが営業時間中なら、お客様の耳に入るかもしれません。販売空間の雰囲気も気にすべき。意味が分かるといってもアンコではなく、パッドと表現すると良いと思います。そうすれば、空間の雰囲気壊さないですよね。

店頭ツール

 バナー、看板、サイン、POP、アイキャッチャー、プライスカードのような、売場・ショップで使用する表示物の総称です。

 これは分かりやすいです。お客様に情報を伝えるツールです。何らかの情報が入っています。商品情報、プロモーション情報、注意事項、お詫文など様々。表示物の総称ですので、それぞれ個々の名前で使用することがほとんどとかと思います。ツールですから利用方法を決めて、その表示内容がお客様に伝わりやすくします。

フォーカルポイント

 焦点のことです。視点を集中させるための場所でです

 ここに視線が行くということで演出した場所です。靴売り場なら、並びの中でこの靴だけ向きが違うとか、アクセサリーなら小さいボディの首元にネックレスを飾ったとか、ディプレイそのものとかがこれに当たります。そこに目がいく、その場所がフォーカルポイントです。

 上記のようによく使用される言葉で、業界用語は覚えましょう。この業界の共通言語はコミュニケーションで使うので必要です。英語圏に行けば英語、フランス語圏に行けばフランス語を使用するように、この業界に身を置く方は、業界の共通言葉を正しく使いましょう。

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